Affirming core competencies of outdoor leaders
野外指導者に必要な資質を確かなものに
要旨
アメリカの野外・レクリエーション分野が最も発展した時期に実践・研究両面にて多大な貢献を果たしたレジェンドであるマイヤー博士が、60年以上にわたる世界中の冒険・研究経験より、自然環境の持つ普遍的な価値をアウトドアの専門家が人々に伝えるために必要な資質をいかに身に付け、展開していくか、アメリカの事例よりお話しくださいます。
ゲスト紹介
ジョーマイヤー先生は、アメリカインディアナ大学とモンタナ大学の名誉教授であり、長年大学での学部長等役職を務めながら野外・冒険教育分野の学生指導・研究に従事し、また関連協会の会長職を多く務め、アメリカのこの分野における最高の名誉ある賞を多く受賞し、レジェンドと称される人物です。WEAの最高賞Paul Petzolds リーダーシップ賞も受賞しています。
世界中でキャンプ指導のバイブルとされている「キャンプカウンセリング」の著書の一人であり、その他もウィルダネスや野外指導、リスクマネジメントに関する多くの研究業績を出版しています。また、アメリカの大学教育内に長期冒険遠征や冒険教育の資格取得を含んだセメスター制のプログラムを開発、発展に貢献し、アカデミックとしての冒険教育の発展に貢献しました。アメリカに限らず世界各国の教育・研究機関の役職に従事しています。 ジョーとその妻のパティは世界7大陸にその足跡を残し、冒険を繰り広げてきました。登山、バックパッキングでのネパール等のウィルダネス遠征や、カヤックでのアメリカ西部、グリーンランド、シベリア、カナダ、アラスカ、カリブ海、コスタリカ、マレーシア、バハなど世界中の長期遠征、また近年はオートバイにて北・中・南米、アフリカ、ニュージーランド、スイス、スロベニア、クロアチア、ボスニア、インドアルプスなど各地を旅しています。