プロとして在り続けることとは:WEAポートフォリオ(個人学習記録)から考える

林健児郎(大阪YMCA)島崎晋亮(信州アウトドアプロジェクト)岡村泰斗(backcountry classroom Inc)

背景:現在国内外で、野外指導者の多くの職能レベルの資格制度があります。また、そのほとんどで、一定の年数ごとに資格の更新制度があります。プロフェッショナルの定義の一つとして、「学び続ける」という概念があります。資格をとった当時と比べ、技術の進歩や、社会の変化に合わせ、野外指導者専門性が変化していくのは当然のことです。一方で、現行の更新制度は果たして本当に、このプロフェッショナルとしての資質の維持、更新に応えているでしょうか?

WEAポートフォリオ:WEAでは、資格取得の過程で、受験者の学習過程を個人及び評価者が理解するために、ポートフォリオの維持、更新を義務付けています。さらに、資格取得後も、このポートフォリオに、専門職としての指導実績や、最新の情報の学習履歴を更新することにより、特定の研修を行わずに、資格の更新をしています。

ゴール:このワークショップでは、WEAのポートフォリオシステムの紹介を通じ、野外専門職としての知識、スキルの維持、最新の情報の更新性など、プロフェッショナルとしての資質を維持するために必要な体系的なシステムを協議します。ワークショップを通じて、さまざまな野外指導者団体で、野外専門職としての資格維持のあり方について理解します。

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カテゴリー: WEA